今回の周期では低レベルのSoCブロックの通常パッチに加え、macaudioとAVDという2つの大型ドライバがレビューのリストに乗った。macaudioはALSAコア側の修正も含む約3100行、AVDは関連Devicetree込みで約13000行。AVDは下流ツリーに加入後わずか3カ月での投稿である。
M4 Pro、M4 Max、M5の初期Devicetreeもリストに登場したが、TTYまで起動する骨格の段階に留まる。ThunderboltはUSB3、XDomain、Thunderbolt Networkingが下流で利用可能になった一方、拡張ドックに必要なPCIeとDisplayPortトンネリングは未対応である。
ゲーミングでは、プロセス単位のメモリページサイズを扱えるようにするAndroid由来の仕組みを下流へ載せ、muvmの仮想マシンなしでWindowsタイトルを動かすデモを示した。macOSとの機能差は埋まりつつあるが、GPU支援やドック対応など企業利用に関わる部分はまだ途上である。