AirDropはAppleの近距離ファイル転送機能であり、Wi-Fiの上に載せられた独自拡張であるAWDL(Apple Wireless Direct Link)を利用する。このプロトコルは長年クローズドであり、Linux側には原生の対応経路が存在しなかった。
今回投稿されたパッチは、T2チップ搭載Macを標的としてAWDLスタックをカーネルレベルで再実装し、macOS/iOSと同じ発見・転送フローに参加できるようにする構成である。投稿者はアウトオブツリーのモジュールではなくメインラインへの取り込みを意図している。
混合環境でのファイル受け渡しをネットワーク共有やクラウド経由から解放する可能性はあるが、段階はレビュー初期に留まり、マージ時期は不透明である。運用側の計画は既存手段(KDE ConnectやSyncthing等)を前提としつつ、メーリングリストでの議論を追う姿勢が現実的である。