Groundcoverは9月に買収したWandの技術を使い、Autonomous Infrastructureのベータを公開した。同社のeBPFセンサーが取得済みの本番データを利用し、Kubernetes DeploymentのCPU/メモリリクエストを継続調整する。既存センサー環境なら追加エージェントは不要である。
設計思想は「効率と安定のバランス」で、リクエストを下げるだけでなく、不足時に上げることも前提。Istio/Linkerd/Vaultなどのサイドカーも最適化対象に含み、ノード上の競合状況を踏まえて推奨値を出す。HPAやKEDAが管理するリソースは変更しない、limitsは変更しない、監査ログを残すといったガードレールが設定されている。
500米国人技術者を対象にした調査では、87%がAI/自動化を観測業務に組み込みつつ、完全運用・信頼と呼べるのは34%に留まる。KubeCon 2026 Salt Lake City出展を前に、K8s最適化が「手動から境界付き自律へ」移行する過程を示す事例として注目される。