教育機関をめぐるクラウド・AI調達の動きとして、It's FOSSは二つの話題を伝えた。一つは、GoogleのAIを校内で受け入れない学校は、同社の検索サービスも使えなくなる可能性があるという指摘である。
もう一つは、ドイツの6つの州で、学校がオープンソースのクラウドソリューションを選択できる道が開かれているという話題である。ベンダー製品への依存を減らす選択肢が行政レベルで用意されつつあることを示す。
AI機能が基盤サービスとセットで提供される構図は、教育機関に限らず企業調達にも同型の論点をもたらす。単一ベンダーへの統合は利便性と引き換えに選択の自由を狭める。オープンソース代替の成熟度を定期的に評価し、切り替え可能性(ポータビリティ)を契約・設計に織り込むことが、情報システム部門の実務的な対処になる。